2013-10-26 :-)
_ [魔法少女まどか☆マギカ]劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 新編 叛逆の物語
@チネチッタ川崎
見てきた。まず OP だけで涙が出た。しかし衝撃が大きすぎて頭が整理できてないのでまた後日なにか書く。かもしれない。見どころはたくさんありすぎる。OP もそうだし、ナイトメアとの戦闘もそうだし、戦隊物風味もそうだし、暁美ほむら vs 巴マミ戦もそうだし( ガンアクションがホントすげえ。トライガンを思い出す )、その後の展開もハッピーエンドで終わると思わせておいて「えっ .... えっ? どうすんのこれ....」という裏切られ感がホント酷い。
前編後編の劇場版を見たときに「この OP こそ暁美ほむらが救いたかった世界ではないか」と書いた [ 20121029#p05 ] んだが、それは暁美ほむらが望んだ世界というだけでなく、私が見たかった世界だったのだと気づいた。5 人の魔法少女たちが殺しあうこともなく、魔女との戦闘や、魔法少女というシステムに苦しむこともない世界。5 人の魔法少女たちが和気あいあいと楽しく幸せに暮らしている世界を見たかったのは暁美ほむらだけではなく私もそうだったのだ( 暁美ほむらが望んでいた、といったことはパンフレットでも語られているのでそれは間違いない )
暁美ほむらは鹿目まどかを救うために数えきれないほど何度も時間を巻き戻し、ワルプルギスの夜と戦闘し、やはり何度も負け、そしてまた過去に戻り、そのような辛い思いをした末に、遂に鹿目まどかは神となってしまい、鹿目まどかを救う、または魔女化を防ぐということは達成されたかもしれない。しかし暁美ほむらが持っていた感情は、俗にいえば、鹿目まどかが欲しい、鹿目まどかと一緒に居たい、という欲望である。欲望を持ちながらもそれが叶えられず絶望するとき、魔法少女は魔女と化す。
私は暁美ほむらについて、意思を貫く鉄の女、という印象を持っていたんだけど、新編を見て、彼女も普通の女の子であり、自分の欲望に基づいて行動するようになったのだなと、むしろ人間臭さを感じた。
最後に登場した「魔女」が悲痛すぎて辛い。劇中に何度か断頭台のシーンが登場したし、魔女の手が繋がれていたから、たぶんあの魔女が向かう先は断頭台なのだろうけど、背中から生えた触手(?)が前に進みたくない、断頭台に向かいたくない、という意思を持ったように蠢いていて、その魔女の元だった魔法少女の心境を表しているようで、魔女の進軍を見ているのが辛かった。美樹さやかの「ああ見えて、一番辛いのは本人なんだからさ」という一言はやはり美樹さやからしい気遣いか。
まどマギみないと人間じゃないまで読んだ
俺は人間をやめるぞ、まどかーー! まで書いた