2024-06-01 :-)
_ 技研公開2024 を見てきた
6 年ぶり。コロナ禍になってから開催されておらず、去年から再開された。去年は行き忘れた。
だいぶ展示が縮小されていた。 1F の展示は 4 つほどしかなく、見学ツアーも開催されてなかった。
1F はぼちぼち見て B1F へ向かう。 B1F にはまだ実用段階には若干遠いような研究テーマが展示されていて、ある意味 1F よりも熱い。NHK 技研公開の本番は B1F の研究展示である。1F 展示はまろやかな内容で、 B1F は技術者よりの展示。技術者なら B1F を楽しめる。お勧め。
次世代地上放送の伝送技術|技研公開2024 のブース。 LDM とか全然分からなかったので説明員 (NHK技研職員) の話を聞いていた。
背面の LAN に PC を接続して変調器をメンテナンスするらしい。
映像符号化方式と連携した衛星伝送技術|技研公開2024 のブース。4Kの電力を強くし、 8Kの電力を控えめにしておき、天候が悪くても最低限 4K 放送はサービス提供できるようにする。天候が良い日は 8K を提供できる。という仕組み。8K はフルのデータではなく、8Kを4Kに圧縮してそれを伸長するための 8K - 4K の差分だけ扱うとかなんとか。雰囲気だけ理解した。 2026 年には実験をおこない、その後実用したいですねーといったこと言っていた。衛星に乗せるために免許を取るなど準備が必要らしい。
ボリュメトリック映像制作支援技術|技研公開2024 のブースで使われていたカメラ。
光源アレーを用いた3次元ディスプレー|技研公開2024 のブース。 2D 用画像と3D 用画像を同時に表示する仕組み。3D 用画像を見せるためにバックライトを工夫し、 3D 用画像の表示領域には 3D 用バックライトが当たるようにし、2D 用画像の表示領域にはそれを当てないようにして、3D と 2D を同時に見せるとか。
それを分解したもの。2D 用画像液晶と 3D 用画像液晶の間にはわずかな隙間が必要らしく、そのために「スペーサー」(厚さ 0.3mm) を置いてる。
自由に変形できるディフォーマブルディスプレー|技研公開2024 のブース。ゴムパッドのような柔らかい媒体をディスプレイにしてしまう。まだまだ面積も解像度も小さいけど、将来的には人間がいる空間を囲って 360 度モニターなんてものも実現できそう。未来ずら。
手で触っているやつがディスプレイ。
ペラペラである。
こっちはさらに解像度が高いディスプレイ。手ブレ。
膨らませれば球面にもできる。
360 度全天モニターにはまだ遠いけど。
薄くて曲げられるシリコン撮像デバイス|技研公開2024 のブース。 撮像素子を湾曲することで収差を減らす仕組み。通常はデジタルカメラなどのレンズが頑張ることにより収差を少なくさせている。収差をなくそうとするとそれだけレンズが必要となりデカくなる。でかいと重い。だがこの撮像素子ならばそんな心配もいらない。面白い。
スタンプラリーをやっていたので制覇して景品をもらった。
その後 7F の食堂へ行きカレーを食べる。食堂が営業してるか未確認だったので後回しにしていたら「間もなく食堂のラストオーダーの時間です」と案内されて慌てて来た。(6年前も食堂は営業していたがコロナ禍になった現在 客に提供してるか分からなかったのだ。まあ電話して聞けば教えてくれるんだけど) 日替わり定食のようなメニューもあるが完売していた。早めに行かないといかんですね。